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識字率とGHQ 1

文読めぬ者

江戸時代、世界に誇るほど文盲が居なかったと言うお話を致しました。
識字率であらわされますね。
文字が読めない人の数でなくて、文字の読める人の数を表す。
今、文盲と言い方は、視力の無い方を憚って言わない方向の様です。

日本の浮浪者は 浮浪者であっても、かつて教育を受けた人間であり、新聞を読める。
浮浪は選択でもあることもある。
それは世界では、あり得ないほどの事のようです。
文盲と言うのは、本当にかわいそうで、文字は、後からなかなか覚えられません。
私はそういう人を知ってます。

彼女は私生児に生まれました。
厄介者、よく食べれず、体は大きくなれませんでした。
そして、早くに、女中にだされました。
奉公先には大きな秋田犬が飼われてたそうです。
犬は、彼女が自分より格下であることを察知して、馬鹿にしたそうです、、
家族には無い態度で威嚇したそうです。、
後年まで犬は怖くてならなかったと言いました。
女中とは畜生より下なもので、犬にまでばかにされる粗末なものだといいました。

   1013-1.jpg  この子は忠犬ハチ 秋田犬  1013-2.jpg  映画 小さいおうち 女中たき 

新聞をとっていて、読むふりをしてました。
普通の婦人として、社会生活は出来ますし、難しい話もすることもありました。
家もお金もありました。
勿論計算などの能力もあって、何でも良くこなす、健常な人です。
けれども、読めないし、書類が書けない。
そして、文盲だと知られたくない。

それで、ぽあんとして、感じない私を選んだのでしょう?
人がいない時に、、
「ちょっとお嬢、頼まれて」とよばれます。
お茶もお菓子も用意してあって、なんかいつもと違う雰囲気。
「実は老眼になって、読めない。読んでほしい。」
針の目に糸は通せるのに、、
素直に、、新聞や、本を読んでやりました。
和やかにお茶を変えてもらって、今ごろは炬燵で、蜜柑を食べたりしながら、
もう「一度そこの所」とか言われながら、、
そういえば、そういう時はえらくなっちゃって、、もう、。

知ったのは、うんと、後で、
今思うと随分切ない思いをしてたんだろうとおもいます。
えばって、「ちょっと、書いてくれないか?」
「お嬢は字が巧いから」とかいいつつ、
決して馬鹿にされたくない人でした。
私は、子供で、自分が役に立ってるのが嬉しく、、
親切出来る一人前の自分がが嬉しく、
二人だけの秘密も嬉しかったけれども、
今、彼女の事を思いだすと哀しいです。

親が子供に読み書き算数を教える。
寺子屋のような伝習所に通わせる。
義務教育。
信じられないことに。
恩恵によくせなかった人もあったのでした。
貧しくとも豊かな家庭があれば、健常児であれば、文字は、覚えられます。
皆、経験積みですよね。
最初の手ほどきがあれば、漢字を次々覚えれますね。
チャンスが無かった可哀想な例です。

識字力は初等教育を終えた15歳以上の人口に対して定義され、
母語における日常生活の読み書きができる事を指します。
全世界の識字率は、約75%。
彼女のような人が、4人に1人いるのがこの星の現実です。

全盲の按摩さん

「私はめくらですよ。光は感じますが、全盲です。女房の方は少し見えます。」
街で有名な按摩さん、上手で高くて、確か。
いでたちは、着物か、背広。
父の休日にときおり、やって来ました。

「お嬢さん、私が、見えてるとおもってるでしょう?」
「どうして歩けるの? お茶だってこぼさない」はずかしいような質問、幼い私。あけすけ。
「それは、めくらがながいってもんで、、」さばさば。
最初に家に上がった時に。手を取りました。
「お嬢さん、お手伝いありがとうございます。
めくらははじめて? 可哀想でないから大丈夫ですよ。
お嬢さんのようにやさしい人はなかなかいませんよ。
もう覚えましたからね。お手伝いはなくて大丈夫ですよ。」心配してみてたのに、、
「どうしてわかるの?」
「あっはっは。按摩は感じるからですよ。見えないから良く解る。」
その後からは、目が見える人のように、敷いてある布団まで。

   浮世絵の按摩さん  1013-4  1013-3.jpg 
江戸時代、視覚障害者に対する救済措置として、座を設けた。
🌹中でも当道座では検校や勾当、 別当 座頭などの官位が与えられ、
 音楽家や鍼灸按摩を専業としていた。

お茶をだして、
「熱くて大丈夫?」というと、
「こぼしませんや~~」
「お菓子は粗相すると行けないので、お土産に下さい」
「こぼしたら、私が拾っておくから、、」
「いやいや、それは、いけません。」
「それでは包みましょう」と奥さんの分も。時間はゆっくり流れてた。

博識で、いろいろ話が面白い。下卑てなくて、距離感もある。
なんとなくうろうろ。おもしろい。
良くラジオを聴いてる。
按摩さんの家には本が在った。
本は奥さんが読み聞かせるのかもしれなかった。
按摩が始まると追っ払われるのですが、

「お嬢さん、私はめくらですが、あきめくらとはちがいます。あっはっは」
今日、その意味がわかりました。
印象的なその言葉こそ、文字を知らない人に対する言葉だった。
彼は、本は読めなくても勉強知識はある。と言いたいんだった。

「彼は、賢い、熱心で、分をしって、玄人だ。見事だ。」と、父。
私は、なんでも見通す彼に
「お嬢さんは、賢くて、やさしい人だ」と言われたことがちょっと自慢。

真剣に、「お嬢さん、お嫁に行ったら女中に旦那の按摩をさせてはいけませんよ。
必ず間違いが起こります」余計なこと笑 何も知らない子供に、、ね。
勿論私はかしこくも、黙って深くうなずきました。WW

街はゆっくりと、いろいろな人と助け合って活き活きとまわっていた。
大人も子供もどこかで、納得いくようなご褒美の言葉をもらったりして、育ってた。
懐かしい風景。

読むことで、世界を広げる楽しみは格別。
残りの25%の人に享受してもらいたいですね。

明日は本題に入ります。
文章が、一度消えて、、何だか疲れました。
今宵は、読めないからこそ、うんと達者に生きた、二人のお話でご勘弁。

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コメント

[C2469] 痛感

hippoponさん こんばんは!

目が不自由でも学ぶことは出来るんですね!

座頭市(勝新太郎)が語りかけている様に感じました。

まだまだ学ばねば!・・・と反省。。。

明日もご安全に!(^◇^)m
  • 2014-10-14 00:39
  • ピー助
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[C2470] ピー助さん

こんばんは。

子ども相手に結婚したら、、ってね。笑
間違いって、なんだろう??とおもったりね。

江戸幕府はなかなかすごくて
こういう組織もあったし、
乞食も元締めがいて、他の人は出来ない。
身分があって、結構しんどくて、
それでも、職があって、ピンはねもあって、、

武士は戦いがなくてひまひま
それで、心を練ったりしてたから、胆力を鍛えてた。

一国挙げて、子供から勉強して、
貧しくても、継ぎがあっても美徳で、
そして、頭の体操で、
お金もかからないような趣味が沢山あった。
たとえば、囲碁将棋も、頭を鍛えるだけで、
伝来の盤があればできるし、
古いものに価値を見出してたし、、
天文学も鎖国なのにすごくすすんでいたり、
数学もね

ぜんぶこわしちゃって、
娯楽が意味不明なお笑いでは些末すぎると思うわ。
  • 2014-10-14 02:22
  • hipopon
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[C2471]

hippoponさん おはようございます。

今宵も夜更かし・・・・

ならばの文書き・・・ありがとうございます。

そうだ・・・!!・・・これからお嬢と呼ぼうか・・・!?。笑)

本を読む・・・これで救くわれる人生もある・・・!!。
  • 2014-10-14 06:25
  • ひげ
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[C2472]

こんにちは
あんまの話ヨカッタ!!
検校に座頭・・博識ですね。
  • 2014-10-14 10:38
  • imagica
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[C2473] ひげさん

こんばんは、

お嬢って、ほんとはるかむかしなのに、、
いまも、そう呼ぶ人いた。

幾つになっても大人になれないようで、、はずかしい。
予定満載で、先に記事を書きたいのですが、書けません。
能力の無さを実感してます。

カモメの空の美しい事。
お写真にみいっていまいました。
吸い込まれそうな夕映えでしたね。
東京も、雲の端が黄金色にかがやいてました。
台風大丈夫かしら?とおもってます。

  • 2014-10-14 17:38
  • hippopon
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[C2474] imagica さん

按摩さんのお話。
よかったですか?

何だか、、、拍子抜けしました。
文は書いて見るものだと思いました。
私としてはめったにない記事だったので、、なにが?
と。
視聴覚障害者の、職域にまで健常者が入り込んでいる現代。
なんか違う気がします。
座頭の座は 彼らを守るための組織でした。
半かな職業の平等、なんか、、単純幼稚荒い感じがします。

福祉で一番大切なのはお金をばらまくことやその高でなく
人が尊厳を以て生きて行けることだとおもいます。

彼は自分の力で生きてることを誇りにしてました。

もう一人の按摩さんもそういってました。
障害者手当なんかいらないから受け取らない。
ちゃんと食ってる。俺は乞食では無いから。

うる覚えの事もコンピューターは
しっかり思い出させてくれます。
座頭などの事ももっと、詳しく出てますよ。
ご興味があれば、、せひ、、
  • 2014-10-14 18:20
  • hippopon
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[C2475]

その代わり、私たちが知らない事を知ってますよ。
人間は、不公平に見えて、角度を変えたら平等かもしれません。
  • 2014-10-14 21:00
  • ジュリアルーシュ
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[C2477] ジュリアルーシュ さん

こんばんは

人はその環境に感謝して、
その場でせいっぱい過ごすのが
しあわせなのかもしれませんね。
  • 2014-10-14 23:29
  • hippopon
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[C2491]

hippoponさん、こんばんは。

読む、書く、ということができない、
それはそれは…苦しいでしょう。
飢餓感のような、苦しみだと思います。
いっそ、「ことば」が解らないのならば…

ことばにしたい概念・イメージ、が頭の中にあるのに、
「ことばが解らない(出て来ない、見つからない)」
その苦しさは、また、違った苦しみです。

『コミュニケーションは、聴くことから始まるのだ』と、ある人が言っていました。
自分が話すよりも、人の話を聴いて、感じること。

何はなくとも、人の話を聴く気持ち さえあれば、
どんなに高レベルの学歴がある人よりも、
学び、高めてゆくことができると思うのです。

感じる力は、考える力以上に、
素晴らしい能力です。
  • 2014-10-15 21:15
  • 珈琲案内人りん
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[C2517] 珈琲案内人りん

こんばんは

感情を捉えることはできても、
きちんとした学問を治めないと
理解できないことは沢山ありますし、
基本が無いと頓珍漢になります。

低い理解、、

学問では、言葉も智慧も訓練があって、
共通言語を持ちます。
共通概念というか、

心の交流はできますが、知識が無いと
広がらない世界はあります。
良い人だけれども、判断が違うとか行動が違う
とかいうことも、一般の社会生活でも遭遇しますね。

真摯に学んでゆきたいと思います、
言葉が無い、、狼に育てられた子供の様で、、

人間は言葉をもって、他の動物とは違う。
エスパーにはあったことがありませんので、
又宗教はもっていませんので、、すいません
そこらは想像できません。

  • 2014-10-15 23:47
  • hippopon
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[C2526]

hippoponさん、こんばんは。

そうですね、おっしゃるとおりです。
私は、苦労せず当たり前のように親に学問をさせてもらったから、
贅沢なことに、こんな考えを持っているのでしょう。恥ずかしい限りです。
ハッとさせて下さってありがとう、
hippoponさん!

「自分の知識をひけらかすばかりで、
人の話に割り込んで話を持って行く」ような光景を、
お店でよく見るものですから…
考えが偏ってしまったかな。

学問の基礎がないと、本当に、
世界は広がりません。
困ったちゃんになります。
そして、同じように、
知っているのに、知っているだけで
使うということができない人、や、
目の前に学びがころがっているのに自分に学ぶ気がない人、も、
世界は広がることはないのでしょう。

知らないけど知ろうとする人が、好きです。
知ったつもりにならないで、

でも私は理屈っぽさが過ぎるかも。
気をつけなくちゃ。

私もエスパーなんて会ったことありません。
宗教も全く。
何も、信じていません。
珈琲とだけ、無言で話しています(笑)
  • 2014-10-16 21:04
  • 珈琲案内人りん
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[C2528] 珈琲案内人りんさん

私が行く珈琲屋さんは
私が孤独な事も知ってるし、
不安な事も知ってるし、
黙ってるけれども、
いざの時の一言二言が非常に洗練されていて、人柄をしります。

彼は友人ではないけれども、友人であって、
御金と☕を介しての商売での関係だけれども、
刻が積み重なって見えない信頼が二人にはあります。

話をしにゆく訳でも無く、
それでも、重大な意味のある空間で、
私は短いのですが、、

彼は非常に腰が低くて、感謝の気持ちも強く、
仕事に誇りもあって、
存在が好きで、存在が勇気をくれます。

決して入り込むことなく、
そして、常連さんが沢山いて、
夫々に彼を通して
コーヒーもそのほかのものも、いただく場所です。

彼はプロで、生活も、考えも見せませんが、
通うほどに、常連が長い人ほどに、
彼を信頼してることを見ます。

その彼の場所の良さを
私は持ち帰りたいのかもしれません。

接客業の何かポイントが彼にはつまってる。
ただ言えることは、誠実に仕事にプライドがあって真摯です。
お宮参りをするようにいって、無言で
そして、すっきりすることもあります。
彼は呼吸を読みます。知識もあるけどひけらかさないし、
ありのままにお客様を受け入れてます。

自己を殺してはいます、影響しますが、
絶対に越境しません。
彼はボディ-ランゲージも持ってますが、静かです。
江戸っ子ではないですが、
東京人に相応しい距離感があります。

凄く魅力的なプロです。
私には必要な学びと癒しのひとときです。

彼のメッセージは、コーヒーの中にあります。
それを感じ取る、また、雄弁にコーヒーがかたることを、
読み取って戻るのが好きです。プロの珈琲は雄弁です。

何ともうしあげたらいいのかとおもい、
彼の事を書きました。
  • 2014-10-16 21:45
  • hippopon
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