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新玉ねぎのスープ

綺羅星のスープ。
新玉葱のスープ 師匠に捧げられた新玉葱のスープ。
宝石が散らばってるみたいなスープです。
宝石みたいなのはコンソメのジュレ。

若葉の風が吹くころは、新玉ねぎのスープが頂きたくなる。
数年前、6月の上旬にレストランの予約をし、特別料理に胸ふくらませてた。
「あのぅ、キャンセルさせてください。事情は後で話します。」
いったい何が起こったのだろうか??と
胸騒ぎがした。

予約取り消しの報を友人にすると、
「彼が、亡くなったんだよ。調べてごらん。」
それは、大きな星が落ちた知らせだった。

今頃の時期、レストランにうかがうと、新玉ねぎのスープ飲んでみて。というので、お願い。
丁寧に、溶け合ってなめらかな具合が素晴らしくて、尽きない泉のように欲しかった。
何処も手抜きがしてない上に、魔法の手。
「あ~~美味しい」溜息。
冷たい風も嫌でなくコートも手袋もいらない、ちょこっと汗ばんで、風を楽しむころは熱くないスープがおごちそう。
冷え方もちょうどいい、、

「これ、褒めてもらえたんだ、、病院に持っていったら褒められたんだ、、おいしいってさ。」
全部美味しい彼が、、ちょっと照れて、子供みたいな言い方だった。
つくづく子弟の絆の強を感じました。
こんな技術力があってぶれないのに、、それでも師匠は格別なんだなぁと。
またいい修行をしてたことが解りました。
その話し方で、御病人が、弱ってらっしゃるんだなあ~と思いました。
そして間もなくでした。

弟子は、巨匠になっても、この時期に新玉ねぎのスープを作る。
亡き師匠の写真を飾り、せっせと。

コンソメのジュレは、誰にも手出しをさせない濃厚で深い綺羅星。
高橋さん。今年も新玉ねぎのスープ、美味しいですよ。益々おいしいですよ。

高橋徳男さんは、多くの弟子に、技術を残して空の星になった。
今日も帝都で、それぞれのレストランで、彼らはその技術を存分にふるまってる。
性格が違うように、少し料理の風あいは違ってくるのではありますが、
彼らの料理の中に、間違いなく、彼は、生き続けてる。

今年も緑の風の季節になった。
彼の技術は弟子には確実に受け継がれた、
けれども孫弟子は???
こらぁ~~。孫弟子ども!根性!たりないぞ~~~ぅ。
食べてあげないもん!
頑張れ!!!

風は葉々をゆすり、笑ってるようだ、、、頑張れ、フランス料理、、!

コメント

[C307]

おいしそうなスープですね。
スープの中にも思い出があるんですね。
わたしも食べてみたいです。
  • 2014-04-25 19:57
  • ジュリアルーシュ
  • URL
  • 編集

[C311] ジュリアルーシュさん

美味しいですよ。
コンソメが違うから。
ソースアメリケーヌも抜群です、
  • 2014-04-25 20:09
  • hippopon
  • URL
  • 編集

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