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花所望

花所望
4日の記事です。順次おくれます。

男同士のお茶の中で花所望はまた空間が変化して楽しい。
亭主の要望で即興で花を活かす。
小刀で 切っ先鋭くきって さっと入れる、
茶事の間に 花はそこにある。
つぼみが開花したり、色が変わったり、それをも含めて愛でる。
とんでもなく現代的で我が強く宇宙などと題して花を活けるものがあったり、
仕事でもそうなのでしょう、決断の呼吸で入れるものがあったり。
ぐずぐずしない男の花はなかなか楽しい。
ほめてもらいたい花はまだまだ至れない。


          尚武 菖蒲 花所望   尚武の花 



真塗りの薄板に特別な花入れの写し。
そこに菖蒲の花を 一呼吸に挿した。
あたかも貴婦人がそこにいるような 楚々として清らかなたたづまい。麗姿である。花そのものの無垢な色香を感じる。
花活けは まずは触れて、何度となく練習し 挿し けれんみがなく、 飽きるほどになったら 少し前進。
花の存在を活かすことを念頭に 一刀 後の進行の妨げにならない花がいいのだ。
間違いがあっても 茶事の振る舞いはそれが正となる。
疎まれるべきは 滾らない商業主義の濁り 穢らしさ。
華道展で ず~~と置いておくものでは無い。頭の中の構図に花を合わさせることもない。
その時だけ天然自然と亭主と客の個人的な密やかな愉しみ 茶事後は他の道具一緒に消滅する。

勿体ないはない。
これが摂理でそれを感じて愛でる。
花も人も滅するが運命。
つぼみには蕾の美しさもうつろいもある。
咲き出た花には品格も風情もそれぞれである。活かすそれだけ。




           南蛮 杜若 譲葉   花入れ 南蛮  杜若 譲葉 小堀宗慶

           凛々しい端午の頃の相応しいたたづまい


夢幻の世の中で 花の命をとり活けること自体が疎ましくさえ思える日もあった。
小堀宗慶の花が好きだ。写真だけでしか拝見出来なかったけど。緊張感があってだらしなくなく
自己顕示ばかりの 見て見て、私素敵でしょの かまってちゃんの花ではない。
彼そのものを感じる。亡くなっているのに、今もって昨品を通して慕う。
生きるとは?と感じさせるのだ。投げかけてくる。
一子相伝の世界にあって 戦地に赴いた彼のピンと張った空気があり、花は活かされてる。
もしも中国軍に殺される、もしくは捕虜になったら伝来のもたされた茶道具が残って恥になる。彼は火却した。
手が,呼吸が、自在になったあとの 一刀。
それぞれは、命を昇華させた花なのであった。
まさに武士とは何か?の名残の花であるもの。好きだ。

久しぶりに彼の残された作品集など眺めてました。
刹那を切り取るそれが武であり 残虐な殺戮とは違う。
死して、活きる意義を与えるのが 武人の死なのだ。
それがもののふの魂なのだ。



           後三年合戦絵詞_


           後三年合戦絵詞

菖蒲の日,尚武の日がやってくる。
私の一寸好きな人は花を活けることができるはずなのだった。
私の為に一輪挿してくれる時が これからあるのだろうか?
幻のような一時に見せてくれるだろうか?
命を貰い活かすような凄い一輪が見たい。

またそう思い活けることで茶は活かされる。
茶花と他の花入れとの違いは 茶花を取り巻く精神世界にある。


茶の流派は500とも言い華は其の何倍ともいう。
美意識でそれぞれ考え方も違うようである、薄板も決められた使い方があるところから自由創作迄。
女優さんなどの髪を扱う美容師君は、僕はバランスを常に考えてるから活けれるはずだと。
美意識の発露、無為自然もあれば 頭の中の構図に花を入れ込むものもある。
活ける人の精神が見え隠れするので、さびしい花、自己顕示ばかりの花はどうも好きになれない。
ほっとして、ともに今を生きてるような花が好きだ。

尚武湯の用意できましたか?

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