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貝覆い 100番です。

虎屋 貝虎屋 蛤形

もう少しで上巳の節句。お雛様です、
お雛様に貝桶が飾ってあるのをご覧になりますでしょ。

貝覆いです。今では貝合わせとも呼ばれてますね。
二枚貝は二つとして同じにあわさらないので、固い契り。
それで女の子のお祝いや、結婚のお祝いにも。

数は360組、大名婚礼道具です。
一組3万5千円。貝桶なども合わせたら1200万円はくだらない。
有名ホテルのアーケードなどで見れます。
ではお金があったら買えるかと言えばそうではなく、一つづつ細かい筆で何日も
集中力の継続で、丁寧に作るのですから、作家先生からは、一生かかっても
360組は作れませんよと言う答えが返ってきました。

さて、苦い経験があります。
ある方のお嬢様がイタリア人とご結婚と言うので、日本の文化、歴史、そして雅なものがいいだろうと、
知識も社会的な活動も立派な紳士君達の御推薦もあって、そうだ!と。
赤坂にある事務所まで、特注で先生に作って頂いて、帯地を縫って、台もお持ちしたところ。

ご苦労様でした。と、
事務所のロゴが印刷してある、御正月に配るような粗末なタオルを3枚ほど押し付けてまいりました。
スーパーの袋にです。がさばって、よほど捨てたかった。

貝なんか持ってきやがってと言う事だったらしい。
特注で作っていただき、異国の地に行かれると言うので、日本の、、と説明など、無駄だった。
その後、妙な話、お礼も、おかげさまで娘は幸せに暮らしてますもない。
別にそんなものはいらないけれども、いやな気持だけが残った。
なんでこんな人と取引をしてるのだろうかと、本当に情けなかった。

そういう人にとっては国宝の屏風も、軸もたかが紙切れなのでしょうし、
今、目の前にある、お金しか興味がないのだろうと。
日本の文化も理解できない花嫁の父親。いったい?
どんな種類の国際結婚だろうか?と。
顛末を話して、あきれた紳士諸君の言葉などが鏡となって、
なんだかそれまでの事がすっかり見えてしまった気がしたのでした。

茶道具の香合にも貝を使う事があります。
お雛様のお道具にも。
歴史を学べば貴族が、大名が遊んでいる絵ぐらいは見ることでしょう。

教養では食べることが出来ないかもしれませんが、
教養がないような、荒い勉強の仕方をした、薄ぺらな人と仕事をしても粗末に扱われるだけ。
気遣いもなく、人や、会社を使いづてにするような人ではないかと思いました。大当たりでした。
そういう人と仕事をすること自体が危険だ。

人をだますような人はもっと手ひどく人にだまされるだろうし、
人を粗末にする人は、またもっと粗末にされてきた過去がある。
彼らは人間としてだめで流されて粗悪になる、
人間性の問題で、ぐっとこらえた人が頼りがいのある人になれる。人も寄ってゆく。

貝を見ると嫌な気持ちになったりもしたのですが、
幾百年前の貝覆いなどを拝見してると、
貝覆

女子供のために、結婚のはなむけにこれを持たせたという王者の父親の気持ちが見れる。

あの人は一代限りだなと。
もし、タオル3枚の価値しかなかったとしても暑い中わざわざ伺ったのでしたから、
いやな感情を持たせずに帰すものだそれが大人だ。
それは失礼。それだけの人間。そんなものを取引した自分側の落ち度。

親から子供にと受け継がれるものは、志。見えないものです。
代々を受け継ぐと言うのはそこに生きた人の考え方と日々の努力。
ただそれを思い出してもらいたいために、象徴的にいろいろなものが残る。
ささやかな暮らしの中にも生き様が残る。

コンピューターを打てるのと同じように、国の文化はスキル。
お金の多寡はわかっても、物に込められた意味が解らなければ、人として大成はしない。

彼は上昇志向で頑張ってるようですが、その上の人々とご一緒したら、、いかに自分が情けないか知ることになる。
イライラするな、社会が懲らしめると。自分にいいきかせる。

パーツのように働かせる社会になったのはいつの頃からだろう?最近だ。
若い人の方が大変。あぶれたら、いくつもの仕事を抱えて、考えることもできないほど憔悴し労働させられる。
アニマルみたいな人ばかりが、軍曹みたいに束ねてゆく。
人を粗悪品を扱うように、労働に投入する、切り取って投入して後はどうなっても胸も痛まない。
出産、七五三、入園、大学までと育てる人びとの温かい心で育てられた魂が、
家畜よりもひどいやり方をされて働らかされる。
機織り

自由で、いいものを作るなどとは夢のようになった。
果たして日本は豊かであるか?
ブログには仕事の不満や、職場の人間関係、仕事自体が無いことのため息が聞こえる。
自由になりたい心ばかりで膨らんでる。

貝を見ると苦い思い出と、古き良き日本を懐かしく思う。
昔は、物は大事に使われて、消費経済ではなかった。
見せかけの数字は少なかったけれども、自由で豊かだった。
人は頃合いを知って、人を使うにはその人の家族が食べてることを思った。
幼い子供や、老人をいたわり、互いに適度な距離感で失礼なく接し

社会が社会悪をゆるさなかった。
今は、パーツにされた人間が労働に向かう。
これからの日本を憂える。
私は、和を大事にしたこの国を、大切におもってる。それは譲り合う大人の社会。
ささやかな祈りです。

女の子のお節句に、ちょっと雛あられ、ちょっと和菓子、少しばかり女性を慰労してみませんか?
また自分にちょっぴりご褒美で、桃の花。
家族に、ハマグリおつゆに五目ご飯。
いかがですか?

今日は女の人のお祝いだから、お休み10分おまけとか、ちょこっと心が和むような、笑顔になるような、、
いいことおきますように、
桜

2か月たちました。生地番号100です。
ご訪問くださった方々、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお付き合いください。ぺこり。

コメント

[C2697]

さて・・・hippopon先生、おばんです・・・。

自慢じゃないが、昨日はわが奥方に靴下を買い求めました・・・とても素敵な柄・・手編み・・・なんでもドイツ製の毛糸とか・・・おらの靴下三足で200円なのに・・・。笑)

人を好きななるというのは、幸せになるということなんです・・。
  • 2014-10-28 21:32
  • ひげ
  • URL
  • 編集

[C2700] ひげさん

わたし、、 先生でないって、、
ひげさんのせんせいって、、もういくつ、、もう、、
こしがまがっちゃう、、てば、、

奥さまうれしかったでしたね~
いいこ、、いいこ、❥
  • 2014-10-28 23:08
  • hippopon
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